大町 八雲神社「初神楽(湯花神楽)」レポート 〜 2020年1月9日に掲載しました
地域福祉推進事業レポート【大町地区】
心地よい木漏れ日が差し込む1月6日(月)、厄除け神社で知られる大町の八雲神社、新年の伝統行事「初神楽(湯花神楽)」が奉納されました。
四方に竹と中央に御幣が飾られた「山」が拝殿前に設けられ、その周りには地元の人に加えて大勢の観光客が集まっていました。
拝殿内で奉納された「鎌倉神楽」は、釜で湯を煮えたぎらせ、その湯を使って神事を執り行うところから「湯花神楽」や「湯立神楽」とも呼ばれ、「鎌倉神楽保存会」の神職により継承される鎌倉市指定文化財(芸能)です。
湯座(ゆぐら)・笹舞では、「湯たぶさ」という笹をお湯に浸し四方に振るい「しぶき」が撒かれ、この湯を浴びると、その年は健康で過ごせると参拝者も頭を下げて「しぶき」を浴びていました。
神楽の終演に「剣舞毛止畿(けんまいもどき)」が演じられ、天狗が鉾を持って舞い、豊年満作・大漁満足・天下泰平を祈願し、邪気・邪念を鎮める中、黒面の山の神がそれを邪魔しながらコミカルに舞い、参拝 者に飴やミカンを撒きました。参拝者も手を広げ、楽しそうに飴やミカ ンの福を掴んでいました。
いつも参拝後に縁起物の紙垂(しで)を持ち帰るという地元の三人娘は、「地域で行われる伝統行事や祭事を若い人にもっと知ってもらいたい。」、「身近な行事に参加すると、地元の良いところに気づく機会になります。」と話し、とてもお元気で朗らかな笑顔が魅力的でした。
境内には、1964年東京オリンピックにゆかりのものがありました。大町へお越しの際は、ぜひチェックしてみてください。
名越やすらぎセンターでは、今年も材木座地区・大町地区の活動をレポートしてまいります。
名越やすらぎセンターでは、今年も材木座地区・大町地区の活動をレポートしてまいります。